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静岡県三島市にある内科クリニックです。
標榜科:内科・循環器科・呼吸器科
総合内科専門医、循環器専門医の知識を生かして診療を行っています。
医療法人社団久仁会 宮内まこと記念クリニック
〒411-0037 静岡県三島市泉町9-44
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E-mail : miyauchi-cl@biscuit.ocn.ne.jp
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胃は食物を消化するために内部は強い酸性に保たれています。普通は、粘液が胃壁全体を覆って、胃酸から胃を守っています。健康な胃では、胃酸と粘液のバランスがうまくとれています。ところが、胃酸と粘液との不均衡が生じると、胃酸によって胃壁がおかされてしまいます。初めは、粘膜のごく表面がただれる程度ですが、進行すると粘膜さらに筋層が侵されます。ときには胃壁に穴があくこともあります。十二指腸壁も胃壁と似た構造で、十二指腸潰瘍もやはり胃酸と粘液との不均衡が生じて起こります。患者数は胃潰瘍が十二指腸潰瘍より多いのですが、最近は都市部を中心に十二指腸潰瘍が増加しており、食生活の欧米化が原だと考えられています。年齢別には、胃潰瘍は40〜50歳代、十二指腸潰瘍は30〜40歳代に多く見られ、いずれも女性より男性に多く発生しています。
【原因】
●胃潰瘍
●十二指腸潰瘍
十二指腸では、内容物が胃から送られてくると、すい臓や胆のうからアルカリ性の液が分泌されます。このため強い酸性状態は緩和されることになりますが、なお酸性の状態にあり、ここでも防御機構が働いて攻撃と防御の均衡が保たれています。十二指腸で潰瘍が発生するのは、胃とは逆に、攻撃する側である十二指腸の中の酸性が強くなった場合が多いと考えられています。胃から流れてくる胃酸にさらされやすいため、胃に近い十二指腸球部におこりやすいです。
胃や十二指腸の粘膜における攻撃と防御の均衡が崩れる原因には、さまざまなものがあります。とくに、胃潰瘍は俗に「脳の病気」ともいわれ、ストレスとの関係が深い病気です。
過労、睡眠不足、不規則な生活、精神的ストレス(イライラなど)、性格(几帳面、勤勉)、けが・やけど、手術、体質、栄養不良、脳、肺、肝臓など慢性の病気、胃炎、解熱鎮痛薬、副腎皮質ホルモン製剤等の薬剤、刺激のある食事、大量の飲酒、喫煙、ヘリコバクター・ピロリ菌感染
【症状】
●腹痛
●胸やけ
●出血(吐血、下血)
●悪心・嘔吐
【検査】
●X線検査(胃透視)
胃のX線検査では、粘膜表面の微細な凸凹、ひだ、ひきつれなどから、病気の有無、場所、大きさ、深さがわかります。最近は内視鏡検査が普及し、X線検査は健康診断などの総合検診で使われことが多いようです。しかし、内視鏡と異なり、胃全体を見ることができるのが長所です。
●内視鏡検査(胃カメラ)
【治療】
●ピロリ菌除菌
●安静療法
●食事療法
●手術療法