メタボリックシンドローム

◆ あなたは大丈夫ですか?
  • 心臓病や脳卒中など循環器疾患を引き起こす原因は「動脈硬化」です。その原因としてコレステロールが有名ですが、最近の研究から、肥満(特に内臓のまわりに付着した脂肪:内臓脂肪)が「肥満症」、「高血圧症」、「糖尿病」、「高脂血症」等の生活習慣病を引き起こし、「動脈硬化」を促進する事がわかり『メタボリックシンドローム』と呼ばれています。
    下腹部、腰、太もも、おしりの皮下に脂肪が蓄積するタイプを「皮下脂肪型肥満(洋ナシ型肥満)」、内臓のまわりに脂肪が蓄積するタイプを「内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)」とよびます。この内臓脂肪型肥満が悪さをすると考えられています。正確には腹部のCTを撮影して計測しますが、簡単に調べる方法として、へそまわり径が男性では85cm以上、女性では90cm以上であれば、内臓脂肪型肥満が疑われます。

     最近の研究で、脂肪細胞自身が善玉のアディポネクチンというホルモンを分泌していることが報告されました。常時、タバコや血圧、血糖値の上昇、血中脂質、悪玉のホルモンなどによって血管が少しずつ傷つけられています。血液中のアディポネクチンは、傷ついている血管を修復します。アディポネクチンが減少した『メタボリックシンドローム』の方は、動脈硬化が速く進行し、生活習慣病から心臓病、脳卒中などを引き起こしやすくなります。

    『メタボリックシンドローム』を予防するには、食事と運動が大切です。脂肪分が多いもの、甘いもの、高カロリー、食べ過ぎ、緑黄色野菜の不足は要注意です。塩分の摂りすぎも危険です。バランスの良い食事と腹八分目、これが大切です。また、一番手軽な運動は歩くことです。街の中は、階段あり、坂道ありで、まるで無料のジムです。散歩がてら、少し回り道をしてはいかがでしょうか?